日本維新の会が、安定的な皇位継承の
あり方に関する意見書をまとめた。
政府の有識者会議が出した「皇族確保プラン」
(安定的な皇位継承ではない)のうちのひとつ、
旧宮家の男系男子を養子縁組するプランを
高く評価したという。
日本維新の会よ、それなら養子縁組の対象となる人を
まず発表しなさい。
そうでなければ絵に描いた餅だ。
いるかもしれない、いないかもしれない、
そんな根本的なことがあやふやな状態のまま、
よくもまあ「高く評価」なんてしたもんだ。
本気かつ現実的に、地に足つけて考えてみたのか?
しかも、その旧宮家系の男系男子とやらは、
今は国民だ。
その人たちを血統だけで選び取るなら、
憲法第14条に違反する。
また血統だけで選ぶなら、天皇家の血を引く人は
ごまんといる。どう整合性をつけるのだ?
いるかどうかもわからない、
いるということを「血」で言い張っても憲法違反、
どういう神経で「高く評価」したのか。
あげく、女性皇族が結婚後も皇室に残るプランは、
女系継承につながるとして「十分留意する必要がある」だと。
いまだY染色体を信奉する男系原理主義者が多い
保守層に阿った結果か。
本当に皇室のことを、未来の日本のことを
考えた結果とは到底思えない。
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